あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます
2014年が みなさまにとって すばらしい年でありますように

今年も「にほんごの木」を どうぞよろしくお願いいたします


一年のはじめに、わたしが好きな詩人 谷川 俊太郎(たにかわ しゅんたろう)さんの「今年(ことし)」という詩を ご紹介します。


「今年」 谷川俊太郎(たにかわ しゅんたろう)

涙があるだろう
今年も
涙ながらの歌があるだろう
固めたこぶしがあるだろう
大笑いがあるだろう今年も
あくびをするだろう
今年も
短い旅に出るだろう
そして帰ってくるだろう

農夫は野に
数学者は書斎に
眠れぬ夜があるだろう
だが愛するだろう
今年も
自分より小さなものを
自分を超えて大きなものを

くだらぬことに喜ぶだろう
今年も
ささやかな幸せがあり
それは大きな不幸を
忘れさせることはできぬだろう
けれど娘は背が伸びるだろう
そして樹も
ご飯のおいしい日があるだろう
新しい靴を一足買うだろう
決心はにぶるだろう今年も
しかし去年とちがうだろうほんの少し
今年は

地平は遠く果てないだろう
宇宙へと大きなロケットはのぼり
子等は駆けていくだろう

今年も歓びがあるだろう
生きていくかぎり
いなむことのできぬ希望が

 
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