『ピア・ラーニング入門―創造的な学びのデザインのために』


池田玲子・舘岡洋子(2007)『ピア・ラーニング入門―創造的な学びのデザインのために』 ひつじ書房

ピア・ラーニングについての本を読みました。
ピア・ラーニングとは、ピア(peer:仲間)と協力して学ぶこと(learning)です。

学習者同士で、互いの作文を読み、意見を交わし、その対話から得た気づきを元に作文を推敲をしていく「ピア・レスポンス」という活動などが有名です。

ピア・ラーニングの究極の目的は、ピア(peer:仲間)との対話を通して、自分自身に気づくこと。そして、他者の意見を受け入れる中で、自分も変容し、新しい自己に到達すること、とわたしは理解しました。

「人との関わりの中で学ぶ」ことを成功させるには、まず互いに信頼し合い、尊重し合える関係を築くことが必要です。これはそんなに簡単に実現できるものではありませんが、目指すべきあり方なのだと思いました。

そういう人間関係を基盤にしたクラスになれたら、きっと教師も学習者も、参加していてとても楽しいはずですよね。

教室は単なる個々人の技能習得の場ではなく、他者との関係性の中で自己実現を展開していく学びの場なのだという考えに深く共感しました。

 
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助詞のポイント① 場所の 「に」 と 「で」

「に」

 存在(そんざい)

・うちに います。
・図書館に います。
・駅の改札(かいさつ)に います。
・ちょっと ここに いてください。
・駅の前に 銀行が ある。
・コンビニに ATMが ある。
・うちの近所に 交番(こうばん)が ある。

・東京に 住んでいます。
(住んでいる、も 存在と考える)

(例外)その場所に 新しい ものが 出現したとき。
・学校の となりに コンビニが できた。
・駅前に マンションが 建った。


「で」

 動作が行われる場所、 行事が行われる場所、 事件・事故が起こった場所

(動作が行われる場所)

・うちで 勉強します。
・図書館で 勉強します。
・駅の改札(かいさつ)で 会いましょう。
・ちょっと ここで 待っていてください。
・駅の前で 政治家が 演説(えんぜつ)していた。
・工場で 働いている。
・母と 北海道で 暮らしています。  
(⇔ ~に 住んでいる)


(行事・イベントが行われる場所)

・東京で オリンピックが 開催(かいさい)されます。
・明日 学校で スピーチ大会が あります。


(事件・事故が起こった場所)

・コンビニで 事件が 起きた。
・うちの近所で 火事があった。
・東京で 地震(じしん)があった。


場所の「に」と「で」の基本をまとめてみました。
ご質問や ご指摘があれば ぜひ お願いします。

 
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日本語教育の基本をおさえる四冊

<一冊目>

佐々木泰子(2007)『ベーシック日本語教育』ひつじ書房
日本語の構造についてだけではなく、言語教育法、第二言語習得、社会言語学、異文化理解などについて広く解説しているバイブル的な一冊です。


<二冊目>

高見澤孟監修(2004)『新・はじめての日本語教育1 日本語教育の基礎知識』アスク
日本語の音声・文法などに加えて、社会言語学、心理学、第二言語習得の基本がわかりやすく解説されています。


<三冊目>

近藤安月子(2008)『日本語教師を目指す人のための 日本語学入門』 研究社
日本語文法の重要ポイントをわかりやすく解説してくれる一冊です。学習者からの質問につまってしまう箇所が見事に集めてあるという印象です。


<四冊目>

庵 功雄(2012)『新しい日本語学入門 ことばのしくみを考える 第2版』スリーエーネットワーク
こちらは、もう一歩踏み込んで、専門的に日本語学を学びたい人におすすめです。


日本語教育・日本語学関連の本は山のようにありますが、わたしが個人的にいいと思った四冊を挙げてみました。
同じテーマでも、別の著者によって書かれた説明を複数読むと、理解が深まっていく気がします。

勉強すればするほど、難しさに圧倒されますが、こういういい本の力も借りて、日本語を頑張って勉強してくれるみなさんからの刺激も受けて、いい日本語教師になりたいと思います。

 
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